2012年03月19日

春期彼岸法要のご案内

「春に三日の晴れ間なし」ということわざがあるように、春は晴天が長く続かない日々が続き、寒暖の差が激しく、春の訪れを感じさせてくれます。「暑さ寒さも彼岸まで」とよくいいますが、お彼岸は私たちの生活に定着し、仏教行事というだけでなく春と秋の季節を告げる風物詩にもなっています。

お彼岸という言葉は日本では馴染み深い言葉ですが、他国には見られない日本独自の仏教行事です。彼岸とはサンスクリット語の「パーラミター」を漢訳したもので(漢字で、波羅蜜多)、迷いのない悟りの境地を意味します。私たちが今生きている煩悩に満ちたこの世を此岸(しがん)といい、此岸から彼岸へ到ることを願って、行いを慎む期間とされていました。常日ごろ忙しさに追われ、自分自身の仏心を見つめることのできない人々が、春と秋の七日間、善事を行い先祖への報恩感謝を表わします。
仏教では西方浄土といって、西に極楽があるという考えがあります。彼岸の中日には太陽が真東から出て、真西に没します。この真西の日没のところこそ、往生の願いをかなえてくれると考え、春秋二季のこの時期に、彼岸会が営まれるようになったという説があります。またお釈迦様の説かれた教えに、苦しいことも快楽も、よきにつけ悪しきにつけ、極端に片寄らない、中道(ちゅうどう)を重んじます。春と秋の彼岸の時期は、暑からず寒からず、季節の中道ともいえるでしょう。仏教の中道を尊ぶ考え方が、季節の中道に重なり、この時期を彼岸会とするようになったのだともいわれています。
三河善光寺では春彼岸法要を執り行います。家族、皆様お誘いのうえご先祖様と太陽に報恩感謝し、自分自身を見つめ直してみてはいかがでしょうか。 合掌


春期彼岸会
日時    3月22日(木)
       午前10時より〜12時まで
志納料  3千円より


住職 清水興秀
ホームページ:http://www.mikawazenkoji.com
posted by 三河善光寺 at 17:18| 日記